ベース教室をしながらWebの副業をしていきます
今回は、雪谷さんにお話を伺います!
大阪でベース講師をしながら、Webデザインのお仕事をされている雪谷さん。本業の傍ら、独学で自分のブログや同業者のサイトをつくり始めたのがきっかけで、仕事の幅を広げるためにCreatorsfactoryに入学されたようです。それでは、お話を伺っていこうと思います!
古川:本日はよろしくお願いします!
雪谷さん:よろしくお願いします!
大阪でベース教室を営んでいます。開講3年目で現在50人ほどの生徒さんが通ってくれておりフリーで演奏やイベント企画などもしています。自分のサイトを作っているうちに同業の先輩やお店のサイト製作をする機会があり仕事の幅を増やすためCreatorsFactoryに通うことに決めました。
●授業がある日の一日の流れ
7:30 起床
9:00 スクール近くのカフェで軽く作業
10:00 授業
13:00 出勤・昼食
14:00 レッスン・合間にサイト制作
23:00 帰宅・自由時間
2:00 就寝
スクールに来る前はどんなことをしていましたか?
–スクールに来る前はどんなお仕事をされていましたか?
雪谷さん
–ベースって楽器ですよね!なぜベースの講師をされているんですか?
雪谷さん:元々プロになるつもりはなくて、学校を卒業して1回仕事を始めた頃、友達からバンドに誘われてやろうって思ったのがきっかけです。それから仕事を辞めて、フリーターになりました。
どうせやるなら、真面目にやってる先生につこうと思って、師匠ができました。そしたら先生が個人で教室をしていることもあり、仕事をもらったりするうちに生計が立つようになっていったんです。
–それは音楽の仕事で生計が立てれた、ということですか?
雪谷さん:そうです、演奏もそうですが自分で個人のレッスンを開いてました。当時はもし25歳までに音楽一本で食えなかったら、音楽はやめるって周りに言ってました。
–なるほど、どこまで頑張るのか自分で決めていたんですね。
雪谷さん:そうですね、決めてました。そしたらできるようになっちゃって。それと自分のサイトを独学で作っていたのもあって、もう少し良くしたいなーっていう気持ちがありました。
せっかくWebが少しはできるんだから、副業にしたらいいんじゃないかと考えたんです。僕の師匠も同じなので、後を追うように僕もやってみようと今に至る感じですね。
–雪谷さんのベースの先生もWebデザインに詳しかったんですか?珍しいですね!
雪谷さん:そうなんです、すごく詳しかったです。でも師匠だけを頼りにしているのも、なんだか負けた気がして嫌で(笑)。自分でもWeb系の知り合いが欲しいなと思い、じゃあ外に出てみようってスクールに行ってみようと思った感じです。
なぜWebの勉強をしようと思ったのですか?
–音楽でも食べていけたけど、師匠に負けたくない気持ちもあって、Webを学んでみようと思われたのですね。ただ副業にするなら他にも選択肢があったと思いますが、他になにか理由はありますか?
雪谷さん:他の同郷のミュージシャンもサポートできたらいいなっていうのがありました。それでお店のホームページや、先輩ミュージシャンのサイトを作ったりして、ちょっといい流れを作れたらいいなと思ったんです。Webに詳しい人が少なく、音楽しかできないっていう方がほとんどなんですよね。やっぱりサイトは格好良い方がいいし。
古川
雪谷さん
–昔からサイトを作ったり、Webに何かをつくって掲載することに興味はあったのでしょうか?
雪谷さん:最初はブログばっかりですね。初めてWebをやるときは本のいいなりで、全部書いてある通りにやるってところから始めました。そう考えると、結構自分から何かを出すっていうのは、やっていたかもしれないですね。
古川
どれくらいされていたんですか?
雪谷さん
最初は文章力がなくて、昔やっていたアメブロなどは全部消してしまいました。でも5年もやっていたら、少しずつ文章力がついてきたかなという感じですね。
古川:5年も続いているのはすごいですね!それだけやっていたら、感覚的にできるようになりますね。
雪谷さん:やっぱりわかってきますね!たまに誤字脱字とかしちゃいますけど。
実際にWebデザインの勉強をしてみて、いかがでしたか?
–では実際にスクールで学んでみて、率直な感想はどうですか?
雪谷さん:すごく有意義だったなと。感想を一言で言うなら。Webのことだけじゃなく、マーケティングだったりペルソナとか、ああいうことが勉強できたのはいいショックと言うか、すごく良かったなと思いました。
基本的に楽器しかできない人間なので、他の業界の人たちはこういうことを考えて運営をしているんだとか、そういう話を聞けたのが良かったなと思いますね。
–音楽のお仕事にも結び付けられそうな話や、印象に残ってる授業はありますか?
雪谷さん:そういった部分はたくさんありました。ペルソナや顧客シートを書いたりとかは面白かったですね。後はPhotoshopでバナーを作ったりするのも楽しかったです。
古川
雪谷さん
古川:専門学校は音楽系の学校ですか?デザイン系のソフトを触った事があるのは珍しいですね。
雪谷さん:音楽の専門学校なんですけど、裏方といいますかPAとかかっこいいものではなくて、スタッフ配置とか企画とかを学ぶところでした。雑用と言いますか……要約するとそんな感じです。
古川:なるほど、企画やイベントの裏方の仕事を学んでいたのですね。
雪谷さん
古川
雪谷さん:演奏系の音楽学科はそうですね。
アンサンブルの授業だったりとかはあるんですけど、僕は全然関係なくて楽器をほとんど触らないコースでした。
音楽ビジネスの裏方、イベント会社に就職するための授業が多かったですね。
古川:なるほど、面白いですね!イベントの企画や準備はなかなか学べない体験ですね。
雪谷さん:中身はあれですけどね。学校がイベント会社に頼んだら高くつくので、学生に頼んだら安くイベントつくよねっていう裏事情もあるとかないとか……。そういうコースなんですよね。
古川:うわー!知りたくなかったような、知れてラッキーのような話…!音楽の方は専門外なので、他業種の話を聞けるのは面白いですね。
雪谷さん:
大人になったらわかる裏事情って感じでしたね。他業種の話を聞けるというのは、やっぱり面白いと思います。
いまどんなことを、勉強や活動していますか?
–8月末に授業が終わったとお聞きしてますが、いま個人的に勉強してることや、やってみたいことはありますか?
雪谷さん
–サイト制作の案件はお知り合いからもらっているんですか?自分から営業をかけているのでしょうか?
雪谷さん:自分でまだ営業はしていないですね。師匠からもらったり、先輩から紹介してもらったりでさせてもらってますね。
–師匠さんの存在感……。ですが仕事がバンバン取れているのはいい流れですね。他に手を広げてみたいお仕事などはありますか?
雪谷さん:自作のWordPressテーマは作ってみたいですね。販売するつもりはないんですけど、ミュージシャン仲間から依頼があった時に、それを使おうかなと思ってます。あとは自分のサイトにも使おうと思っています。
Webに限らないことなら、全く楽器を触ったことがない人が、いろんな楽器を触れるような場所を作りたいなと思っています。スタジオを貸し切って自由に出入りができるとか、触ってみたい楽器があれば触ることができるとか、アマチュアの交流場のような場所を作れたらいいなと思ってます。
古川:いいですね!楽器のスタジオって、一般人が趣味で借りるにはどうしてもハードルが高いように感じますし……。
雪谷さん:入りにくいですよね!
どんなものかわからないし、ギターとベースってどう違うのっていうのもよくある話なので、始める前に触ってみて興味を持ったら始めてみたらっていう、一つの流れをつくれたら面白いなって思ってます。
古川
雪谷さん
古川:それは音の聞き分けができるようになってきた、という感じですか?
雪谷さん:
僕が高校生ぐらいの頃だったら、ギターとベースって弦の本数以外に何が違うの?とかそういうレベルでした。確かにそうだよなって。最近はベースも人気が上がっていて、こんなにやりたい人がいるんだって感じです。
古川:弦の数。あれ?ベースって6弦でしたっけ?ギターは……。確かに詳しくないと、細かい違いってわからないものですね。
雪谷さん:ベースは4本ですね。ギターが6本です。
6弦ベースっていうのもあるにはありますよ!
今後はどういった働き方をしていきたいですか?
–先程は、大変詳しくベースとギターの話で盛り上がってしまいましたが……、
今後はどんなふうに働いていきたいですか?
雪谷さん
月に2日くらいは休みを取れるようにしたいですね。
古川
雪谷さん:そういうわけではないのですが、休む理由がないと、休みをつくらないんですよね。この日は何もしないって決めるとかじゃなくて、誰かにこの日どっか行こうよとか、親に日帰りで帰ってこない?とか言われないと休みをとらないんです。
古川:なるほど、休むのに理由がいるタイプなんですね。
雪谷さん:本当に休みがない時は、時間を見つけてチャリでイケアとかに2時間ぐらいで行って帰ってきて満足!、みたいな発散の仕方をしてますね。
古川:時間がない忙しさというよりは、忙しいなりにも自由な生活をされてる感じなんですね。
雪谷さん:生活は自由ですね!縛るものはないです。
あとは猫がいるので、日帰り旅行にしかいけないぐらいですかね。
–現状ではとても自由な生活をされているようですが、数年先でもいいので、こういう生活がしたいというものはありますか?
雪谷さん
でもあんまり苦じゃないんですよね、意外に。
1日何も食べてなくても、そこまでなんとも思わないんですよね。
古川:動き続けられるタイプなんですね。
でも今の生活をも維持しながらも、ちゃんと休むようにはしてほしいです。
雪谷さん:そうですね。休みをつくりに行こうってきたいです。あとはせっかくスクールに来たので、案件とかも継続して取りたいと思います。
古川:そしてゆくゆくは、アマチュアの皆さん達が交流できる場所を作るんですね。
雪谷さん:たぶん12月か来年の1月ぐらいには、できるかなと思います!
古川:あれめっちゃ早いですね!来年やもう少し先のお話かと思っていました。
雪谷さん
古川
今後、Web業界を目指している人にメッセージをお願いします
–最後にこれからWeb業界を目指す方や、スクールを迷われている方にアドバイスやメッセージをお願いします。
雪谷さん:アドバイスですか、僕が欲しいぐらいですね(笑)とりあえずは行ってみること、ですかね。やっぱり調べるだけではわからないので、まず行って話を聞いてみることができたらいいんじゃないかなと。
–異業種からWebスクールに通う時に、不安に感じたことはなかったですか?
雪谷さん:
特になかったですね。副業のつもりだったというのもありますが。
少し話は変わるんですけど、僕のクラスは男性が僕だけだったんですよね。あと20代というのも。
後はみんな年上の方で、お子さんがいる方しかいなくて、なかなかアウェイな存在だった気がします。
古川:そういえば、雪谷さんはお昼に通える主婦さん向けのコースでしたね!
雪谷さん:ちょっと特殊なタイプだったかなと、でもうまくやっていけたので良かったですね。
–他に副業がしたい、本業があってプラスでWebを学びたいという方に向けて何かメッセージはありますか?本業がある方は続くかどうかや、できるかどうかを悩んでいる方も多いので。
雪谷さん:そうですね、スクールに行ってできなくてもいいんですよね。最終的に仕事にならなくてもいいと思っています。がっつりその分野で食べていくつもりなら、スクールに行くことを迷ってはいないと思うので。スクールで繋がりができるとか、他の事を学べることにメリットがあると思います。勉強をするだけならネットでもできるので、人と関わるっていうのは大事なんじゃないかなと思います。
–最近は副業でWebを学び始る方も多いので、こういった情報はありがたいですね。
古川:ご自身の本業でお仕事をしながらも、学んだWebの知識をうまく本業とつなげて実践されているのは、いろいろな方の参考になりそうなお話でした。アマチュア向けの楽器が触れる交流の場つくりに向けて、頑張って進んでほしいと思います!
本日はありがとうございました!最後になにか一言あればどうぞ。
雪谷さん