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先輩インタビュー

グラフィック+Webを身につけて、自立した働き方へ

こんにちは、2期生のフリーライターのフルカワです。
今回は9期生の、近藤さんにお話を伺います!

奈良の地元を盛り上げるローカルメディアや地域活性に携わる会社でお仕事をされている近藤さん。
次代の流れを意識して、Webの知識を学ぶためにスクールに入学、現在は兼業フリーランスとしても活動されているようです!

それでは、お話を伺っていこうと思います!

古川:本日はよろしくお願いします!

近藤さん:よろしくお願いします!

スクールに来る前はどんなことをしていましたか?


−−それでは、スクールに来る前はどんなお仕事をされていたんですか?

近藤さん:今も勤めているんですけど、奈良のローカルメディアを扱っている会社で、イラストレーターとデザイナーとしてお仕事をしています。

−−ローカルメディアですか、いいですね!デザイナーでもあり、イラストレーターでもあるんですね。最初はどちらをやりたいと思っていたのでしょうか?

近藤さん:この会社に勤め始めてからイラストレーターになった、という感じなのでちょっと異例かなと思います。

実は最初からイラストレーターさんやデザイナーになりたかったわけではなかったんです。
元々は全く違って、ブライダル業界に勤めてたんですけど、一年経った頃に腰を壊してしまって……。
ドレスって結構重くて力もいる仕事なので、それで体力的に続けられなくなってしまったんです。

それで転職を考えた時に、この業界ってゼクシィとか情報誌を見て来られるお客様が多かったので、それなら「ものづくりや情報発信というところに興味があって、自分で何かを生み出せる人になりたいな」と思って、メディア系の会社を探していたら、今の会社にたどり着きました。
私も奈良が地元で、実家からすぐのところなんです。
自転車で10分くらいで着きます。

古川

自転車で行ける距離とは、めちゃめちゃ近いですね!やりたいこと、通勤も便利でいい会社に巡り合ったのですね!

近藤さん

今は結婚して東大阪に住んでいるので、若干遠くはなったんですけれど、いい会社です。

−−奈良のローカルメディアというと、 地元を盛り上げるという感じでしょうか?どんな業務が多いのでしょうか?

近藤さん:地元活性が会社のテーマではあるんですけれど、今はWebに移行してしまったんですが、20年以上地元の月刊情報誌を発行していました。20年続いたんですが、Webのスピードには追いつけない感じで、今は日刊のWeb媒体に移行して、ローカル情報の発信をしています。

−−20年ってすごいですね!今は紙媒体の雑誌は大変だと、お聞きしますが……歴史を感じますね。

近藤さん:そうなんです。他に私が仕事で関わっているのは、行政や地方創生関係の部分です。ローカルデザイン事業部っていう、名前もThe ローカルって感じの部署なんですけど、奈良の田舎への移住推進とか、行政の案件で発生する制作物とかを担当しています。今は行政施設のプロモーションの運営委託を続けてるんですけど、そこの空間やツールなどを、トータルでデザインをしています。

後はもっと奈良に人が来ていただけるように、「シェフェスタ」っていう食のイベントを毎年10年以上開催していまして、それの運営もうちの事業部がやっています。
何か色々やりすぎていて、あまりうまく言えないですね。

古川

大きなイベントもいろいろされていて、規模感の大きい会社なのですね!大変そうだけど、与える影響の大きい事業ですね。
奈良といえば、最近オシャレなホテルができましたよね?大阪の夕方のニュースでも話題になっていた気がします。

近藤さん

そうですね、できました!
「食べる通信」という、奈良の生産者さんたちのストーリーにスポットを当てながら食材を発信して、紙と実際の食材をお届けするっていうサービスがありまして、最初は東北で始められたものを奈良でうちがやっているんです。その関係でホテルの食の部分は、こちらでプロデュースさせてもらってたみたいです。私は関わっていなかったですけれど……。

−−そうだったんですね!細かい部分にこだわりを感じるホテルだったので、一度泊まってみたいですね、

近藤さん:ぜひ機会があれば、宿泊してみてください!

なぜWebの勉強をしようと思ったのですか?


−−では、奈良をトータル的にプロデュースしている部署で、とても忙しそうですが、その中でWebを学ぼうと思ったのは、どんなきっかけがあったのでしょうか?

近藤さん:きっかけは今年の4月に今の部署に移ったんですけど、所長から「行政案件をいろいろ受けている中で、取りこぼしと言うかWebも合わせて一緒にお願いしたい、という要望があって、そこができる人材確保がなかなかできていない」って話があったんですね。

Webの部分を外部に出してしまうってことに抵抗というか、ディレクションは中でしたいという思いもあって、それならトータルでできた方がいいよねというところで、Web方面を勉強してもらえると嬉しいという話をしていて、それがきっかけですね。

古川

なるほどすごいですね!会社の大事な部分を担っているといいますか、内部でちょうど足りていない需要だったんですね。

近藤さん

そんなに大それたことじゃないんですが、確かに人は足りていない感じでした。
でも個人的には、もともとやっていた情報誌が紙からWebに移ったと言う時代の流れは仕事をしながら肌で感じていました。私自身もグラフィックデザインは、今の会社でほぼ独学でやっているような感じなので、結構中途半端だなと。

それで今後、何に注力していきたいかなと考えた時にWeb方面の勉強に力を入れてみたい、と心の中にはあったので、そこがうまくマッチして勉強しようと動き出せたのだと思います。

−−きっかけはお仕事でしたが、興味や学びたい気持ちは強かったのですね。スクールとして、CreatorsFactoryを選んだ理由や、決め手になったことはありますか?

近藤さん:いろいろネットで調べてみたんですけど、単純に最初は他と比べて授業料が手頃だなと……。

−−大阪にはたくさんWeb系のスクールがありますが、金額に関しては本当にピンからキリまでですからね……

近藤さん:そうなんです。びっくりするぐらい高い!と思うところもありますもんね。
あとはスクールの授業が終わった後も、アフターフォローというか卒業しても繋がっていれるところが、一人だけで勉強をやっていけるか漠然とした不安があったので、そこがすごく良心的だし安心だなと感じてここに決めました。

−−最初に面談もありますし、入学前に不安を解消しておきたい気持ちは、みな共通ですもんね。安心感があるというのは、大事なことですね。

実際にWebデザインの勉強をしてみて、いかがでしたか?


−−では実際に学んでみてどうでしたか?Webメディアも運営されているみたいですし、Webの知識もありそうな雰囲気を感じましたが。

近藤さん:いえ全然なかったです…! HTMLとCSSからWebサイトが作られてることすら知らなかったぐらいの、全くの未経験だったので本当に漠然とした印象で来ていました。

グラフィックのデザインをしていたので、なんとなく感覚的に行けるかな?と思っていたんですが、実際にコーディングの授業を受けてみて印象がかなり変わりました。
努力をした分だけ自分のものになる、ってところは楽しいですが、ちょっと理系な頭だなって少し拒否反応が出ることもあったりして、どうしてもデザインの方に時間をかけてしまう自分がいましたね。この辺りはもう少し勉強しなきゃって思います。
コーディングは難しかったなと思いますね。

実際にやってみて初めて、こんなに複雑で難しくも奥深い世界なんだなってわかりました。

古川

確かにコーディングって、Webの勉強しないと全然触らないものですもんね。最初はちょっと怖いと感じる人もいるようですね。
そういえば、近藤さんはグラフィックデザインも勉強されていたんですよね。改めてWebのデザインを学んでみて感じたことはありますか?

近藤さん:やっぱり私が作るデザインカンプは、先生方に見てもらうと「グラフィックデザイナーさんらしいカンプだね」って言われることがあって、やっぱり違いがあるんだと気付いたりしました。

近藤さん

いろいろ授業で話を聞いている中で、グラフィックのデザインはある程度感覚的な部分も大きいのかな。
ここに移動させたいと思ったらすぐに移動できるし、波打たせてみようとか自由に出来ますけど、Webデザインに関しては、その先の構築とかスマホでの見た目とか、いろんなことを考慮する必要がある。
デザインと言うか、組み立てを考える脳みそも必要なのかなと思って、まだまだ勉強がいるなと思いますね。こんなにも違うんだって、びっくりしました。

−−なるほど。紙とWebデザインがどちらもできるとなると、両方の業界でありがたい人材ですよね。両方の知識がある人ってまだまだ少ないと思うので。

近藤さん:本当ですか!じゃあもっと頑張っていこうと思います!

−−他には授業の中で印象的なものはありましたか?

近藤さん:印象的だったのは、デザインツールの授業でしょうか。
イラストやデザインをしていたので、Photoshopは使っていたんですけど、プロのデザイナーでも全ての性能は分からないって言われるぐらいの機能があるじゃないですか。

今回授業を受けて、松尾さんから色々聞く中で、使い方を自分で調べるサイトがあるんだとか、こうすればコーダーさんに納品する時わかりやすくなるとか、「自分で調べる力」の大切さを改めて感じました。
今までは自分だけが日頃の作業で使うボタンとか、使いやすいツールぐらいしか触ったことがなかったので、そのあたりがとても面白かったです。同じソフトを使っているのに、新しい発見がたくさんあって新鮮でした。

−−グラフィックのお仕事をしていると、いろんな機能を使いこなしているイメージがあったんですが、そう言う人ばかりでもないんですね。

プロの方でも、こんな機能があったのかっていう発見は色々あるみたいですね。
なんでもできるアプリケーションだからこそ、全部使いこなしている人はいなんじゃなかな、という感じですね。

−−私もPhotoshopは持ってますが、使う機能って知れてますもんね。いろんな機能があるんだなぁとほっこりして終わっちゃいます。

近藤さん:そうですね、ほっこり(笑)

いまどんなことを、勉強や活動していますか?


−−グループワークも終わって落ち着いている頃と思いますが、今自分で勉強していることや、やってみたいと思っていることはありますか?

近藤さん:今は一応会社に属しているんですけど、フリーランスとしても活動しています。基本的にはイラストとかデザインの部分の仕事を、ちょこちょこと受けている感じなんですが、まだ本格的に本腰を入れて活動できていません。
今回ちゃんとWebの勉強させてもらったので、自分のポートフォリオサイトをこれから活動する上で情報を発信していけるように、少しずつ作りこんでいるところです。

ーーポートフォリオは大事ですね!追々は完全にフリーランスになりたいという感じですか?

近藤さん:うーん、そうですね。
今の会社で私は地元が奈良なので、地域貢献や地元に貢献できているということは、やりがいがとてもあります。
ですがこの先いつか子供が生まれて、ということを考えると、自宅や在宅で働けるような環境を自分で作っていけたらと思っています。
今の会社からたとえ離れてしまっても、社会で必要とされると言うか、会社があるから必要とされているのではなくて、社会の中でどこに行っても必要とされるような、自立したスキルと働ける形は作りたいです。

古川

将来設計も合わせて考えると、フリーランスを視野に入れる女性は多いですよね。過去にブライダル業界も経験されているのなら、紙で取れる案件などもたくさんありますね。

近藤さん

ずっとやりたいと思っているのが、ブライダル系のペーパーアイテムの作成を自分のブランドとしてやりたいと思ってます。作品の雰囲気とかを企業に見てもらったら、ポートフォリオ代わりにもなるかなと思っています。

もともとブライダルに勤めていたということもあって、結婚式は好きですし、そういう世界に携わっていたいというのは、今の会社に入ってからもずっと心の奥にありました。

今の会社でデザインをして、スクールでWebを学んで、今までやってきたことをリンクさせていきたいです。
事業と言うと大げさですけど、ショップサイトも立ち上げて自分で発信をして、この部分に本腰を入れてできたらいいなと思っています。

−−今までの積み重ねがかなりあると思うので、それをリンクできれば、きっと唯一無二のものになると思います!大変なことではありますが、楽しみでもありますね。

近藤さん:そうなっていきたいですね、頑張ります……。

今後はどういった働き方をしていきたいですか?


古川

先ほど伺った内容と少し被りますが、将来こんなふうに働きたい、という理想はありますか?

近藤さん

そうですね、先ほど言ったように今までやってきたことを点と点だったものをリンクさせていけたらなとは思っています。女性なのでどうしてもステージや環境が変わっていくとか、フルタイムで働けないとか会社に行けなくなる時期が来ると思うんです。

近藤さん:せっかく今はパソコンやネット環境があれば、価値を生み出せる職種に携わっているので、今回Web業界の勉強もさせてもらったので、在宅などで柔軟に働けるような環境に自分を持って行けたらいいなと思っています。

−−そうですよね。女性はどうしても生活スタイルが結婚や子育てで、大きく変わってしまいますもんね。

近藤さん:そこはどうしても、ですよね。
保育園に入れてもお迎えは早めに言ってあげなきゃとか、いま周りの人たちも子供が生まれていたりしていて、とてもフルタイムでは働けない、というのはよく分かります。半分仕事をしているだけでも、本当にすごいと思うので……。

−−身近にそういった方がいると、本当にリアルな問題に感じますよね。

近藤さん:もっと社会が柔軟になればいいですね。働ける時間が短いと収入も少なくなってしまいますし

−−その分、旦那さんもハードに頑張らなきゃいけないですもんね……どちらも大変。
壮大な話のように感じますが、身近で切実な問題ですよね。

今後、Web業界を目指している人にメッセージをお願いします


−−最後に、これからWeb業界を目指す方に、メッセージやアドバイスを一言お願いします。

近藤さん:私もデザインの仕事をやっているとはいえ、Webに関しては本当に未経験で、HTMLってなに?というレベルでした。 そんな私でも、本当にわかりやすい授業をしてくださったと思います。少人数のアットホームな感じで、フォローしてもらいやすい環境だったので、ここに来たおかげでもっと勉強していこうと思いました。

近藤さん

4ヶ月間最初はどうなるかなと思っていたんですけど、あっという間に過ぎたなという印象でした。
Web業界は漠然としか知らなかったですが、やっぱり実際に勉強してみると本当に奥深い世界だなというのがよく分かりました。

古川

どんな業界も外から見るのと、実際に入って見るのでは印象が全然違うということですね。

近藤さん

コーディングやデザインは、いろんな脳の使い方をしながら進めていくものなので、向き不向きはやりながら出てくるかもしれないですが、コーディングに特化するとか、デザインに注力するとか、どちらも幅広くやるとか、いろんな方向に舵が切って行けるところもWeb業界の魅力なのかなと思います。
勉強あるのみだなと思いますね。

ですが、コツコツやっていけば必ず自分の力になるし、これからの時代に必要な業界のスキルかなと感じています。

−−Web業界と言ってもいろんな働き方や、業種がありますもんね。自分に合った働き方や方法を選びやすいという点も、勉強して初めて見えるものかもしれませんね。

近藤さん:さて、なんてまとめたらいいんでしょう(笑)
やっぱり、案ずるより産むが易しですかね。

本当に飛び込んでみたらいろんな可能性とか方向性が見えてきたり、自分に合うものが見つかる業界だと思うので、悩んでいる人はまずは飛び込んでみたらいいのかなと思います。

古川:案ずるより産むが易しと……、9期生の合言葉なのでしょうか?
インタビュー全体を通して、とても勉強熱心で将来のことを見据えながら、強かに時代を生き抜いてやろうという前向きなエネルギーを感じる内容でした。
本日は、お話していただきありがとうございました!

近藤さん:こちらこそ、ありがとうございました!

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