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Webデザイナー転職, Web副業, フリーランス

Webスクール卒業後にフリーランスになれる人は?現役講師が語る成功の秘訣

Webスクールでスキルを習得したものの、「本当に未経験からフリーランスになれるの?」「どうすれば仕事につながるの?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。IT業界は変化が早く、フリーランス人口も増加傾向にある中で、成功を掴む人とそうでない人の違いは何なのでしょうか。

今回は、Webスクールの現役講師へのインタビューをもとに、Webスクール卒業後に未経験から仕事をつかむための具体的な方法や、フリーランスとして活躍し続けるための秘訣を徹底解説します。初心者の方から、キャリアチェンジを考えている方、具体的な手順を知りたい方まで、ぜひ参考にしてください。

そもそも未経験からフリーランスは厳しい?現実は甘くない!

Webスクールを卒業し、いざフリーランスとして独立を考えている方もいるかもしれません。しかし、結論から言うと、未経験からすぐにフリーランスとして安定した仕事を得るのは非常に厳しい現実があります。

なぜ未経験からのフリーランスは難しいのか?

Webスクール受講生のほとんどは異業種からの転職組です。
IT業界未経験の状態で、いきなりフリーランスとして継続的な案件を獲得するのは簡単なことではありません。

実績がない
フリーランスとして活動するには、過去の実績やポートフォリオが重要です。未経験の場合、これらが不足しているため、クライアントからの信頼を得るのが難しいのが現状です。

継続的な案件獲得の難しさ
最初の1件を獲得するのも大変ですが、それ以上に難しいのが継続的な案件の獲得です。クライアントから「この人とまた仕事をしたい」と思ってもらえなければ、単発の仕事で終わってしまいます。

IT業界の急速な変化
IT業界は技術の移り変わりが非常に早い。常に新しい知識やスキルを学び続ける意欲がなければ、すぐに時代遅れになってしまいます。フリーランスとして活動するには、自ら情報収集しスキルアップしていくことが求められます。

リーランス人口の増加と求められるスキルの向上

近年、コロナ禍の影響もあり、Web業界のフリーランス人口は爆発的に増加しています。
特に、主婦や育休中のキャリアチェンジを考える方も増え、市場競争は激化しています。

その結果、フリーランスに求められるスキルのベースが格段に上がってきています。
以前であれば通用したスキルセットでも、今はより高度な専門性や、プラスアルファの価値が求められるようになっているのです。

一度会社員を挟むのも現実的なステップ

「じゃあ、未経験からフリーランスは諦めるしかないの?」と落胆する必要はありません。
全員が当てはまるわけではありませんが、一度転職を挟み、会社員として実務経験を積むことも有効な選択肢です。

会社員として働くことで、以下のようなメリットが得られます。

実務経験を積める
実際のプロジェクトに参加することで、実践的なスキルやチームでの動き方を学ぶことができます。

安定した収入源の確保
会社員として働くことで、フリーランスのような収入の波に悩まされずに、じっくりとスキルアップに集中できます。

人脈を作る
社内外のエンジニアやデザイナー、ディレクターなどとの繋がりができ、将来のフリーランス活動に役立つ人脈を築くことができます。

もちろん、会社員を経由せず、直接フリーランスを目指す道もあります。
その場合は、後述する「仕事につながる人の共通点」を意識し、より計画的に行動する必要があります。

未経験から仕事が「つながらない人」の共通点

それでは、せっかくWebスキルを学んでも、なかなか仕事につながらない人にはどのような共通点があるのでしょうか。
実は、技術的なスキルよりもソフトスキル」の不足が問題になります。

1.言われたことだけしかやらない

会社員であれば、マニュアルや上司の指示に従っていれば、とりあえず仕事は成立します。
しかし、フリーランスはそうではありません。クライアントから依頼されたことだけをこなす姿勢では、継続的な仕事にはつながりにくいのです。

フリーランスは、言われたことをこなすだけでなく、「プロ」として常に付加価値を提供する視点が求められます。
例えば、「これでいいのかな?」と疑問に思った時に、勝手に自己判断で進めてしまうのではなく、相手に確認を取ったり、より良い提案をしたりする姿勢が重要です。

これは、クライアントとの間で認識の齟齬を防ぎ、手戻りをなくすだけでなく、クライアントに「この人はよく考えてくれる」「信頼できる」という印象を与えることにつながります。

2.コミュニケーション不足

フリーランスの仕事は、リモートワークが中心となることも多く、テキストコミュニケーションがメインになる場面も少なくありません。
しかし、適切なコミュニケーションが取れないことは、仕事がつながらない大きな要因となります。

報連相(報告・連絡・相談)ができない
進捗状況の報告が遅い、不明点があっても質問しない、問題が発生しても相談しないといった姿勢は、クライアントに不安を与えます。

意思疎通ができない
テキストだけでは伝わりにくいニュアンスを汲み取れなかったり、自分の意図を正確に伝えられなかったりすると、プロジェクトが円滑に進みません。

「質問しにくい」という遠慮
「こんなこと聞いてもいいのかな?」と遠慮して質問をため込んでしまうと、結果的に納期が遅れたり、大きな手戻りが発生したりする原因になります。

コミュニケーションが苦手だと感じる人もいるかもしれませんが、工夫次第で円滑に進めることは可能です。例えば、テキストだけでは伝えづらい内容は、画像や動画を添付して視覚的に説明するなどの工夫が考えられます。
相手が理解しやすいように配慮することで、「一緒に仕事がしたい」と思ってもらえる存在になれるでしょう。

未経験から仕事が「つながる人」の共通点と成功への道

一方で、未経験からでも着実に仕事をつかみ、活躍している人たちにはどのような共通点があるのでしょうか。
こちらも技術的なスキル以上に、ソフトスキルが大きく影響しています。

1.積極的な報連相と提案

仕事につながる人は、「報連相(報告・連絡・相談)」をこまめに行い、クライアントに安心感を与えています。
発注者の視点で不安に感じる人は、レスポンスがあまりに遅く、雑な対応をされると一気に冷めてしまいます。

進捗報告
定期的に進捗を報告することで、クライアントは現在の状況を把握でき、安心して任せることができます。

疑問点の確認
「これでいいのか?」と疑問に思ったことは、すぐに確認を取り、手戻りを防ぎます。

次に繋がるための積極的な提案
指示された内容をこなすだけでなく、「こうした方がもっと良くなるのでは?」といった提案を積極的に行います。これは、クライアントの期待を超える価値を提供することにつながり、信頼関係を深める要因となります。

一見地味に見えるかもしれませんが、こうしたこまめなコミュニケーションと提案は、クライアントとの親密度を高め、「またこの人に依頼したい」と思ってもらうための非常に重要な要素です。

2.環境をうまく活用し、信頼できるメンターや仲間を作る

未経験からのフリーランスは、分からないことだらけで、一人で抱え込みがちです。しかし、成功している人は、自分を取り巻く環境を最大限に活用し、困った時に頼れる存在を確保しています。

例えば、信頼できるメンター(先輩や指導者)を見つけ、質問できる環境を整えることは、スキルアップのスピードを格段に上げます。
疑問点をすぐに解消できるため、学習効率も向上するのでメンターとの契約も最近ではポピュラーになっています。

勉強仲間との繋がりもあるとモチベーションの維持に役立ちます。
わかりやすい環境だとWebスクールであれば、同期の仲間がいます。受講生同士でも積極的にコミュニケーションを取ることで、卒業後も情報交換したり、時には共同でプロジェクトを進めたりできる関係性を築くことができます。
フリーランスは一人で仕事をするイメージが強いかもしれませんが、実際にはクライアントとのやり取りや、他のフリーランスとの協業も多く、チームとして動く意識が大事です。

「一人で抱え込まないこと」「困った時に相談できる環境があること」は、精神的な安定にもつながり、しんどい時期を乗り越える大きな支えとなります。

3.まずは実績を積む!数をこなす意識

フリーランスとして実績がないうちは、高単価の案件を獲得するのは難しいです。仕事につながる人は、最初は単価が低くても、積極的に案件を獲得し、実績を積むことを意識しています。

クラウドソーシングの活用がまず思いつくと思います。初心者向けの案件も多く、実績作りの第一歩として有効です。
ですが、競合も多くちょうどいい難易度の案件ばかりではないため逆に効率は悪く感じる点も気になります。

企業への直接営業も大事な動きになります。
興味のある企業のWebサイトから問い合わせて、直接メールなどで営業をかけるのも一つの方法になります。
コーダーの場合は、制作会社に営業することが多いので、受講生もこの方法で最初の案件を獲得したケースもあります。

はじめのうちは仕事を選ばずに様々な仕事を受けることがおすすめです。最初は単価が見合わなくても、色々な種類の仕事を受けてみることで、経験値が上がり、対応できる範囲が広がります。
一番大きいのが、仕事の発注者と繋がれる点です。結局仕事をしてみないとわからないのと、信用されないので、まずは何でもいいのでスタートしてみるのがいいかもしれません!

実績の数と質は、クライアントからの信頼に直結します。
たとえ小さな仕事でも、一つ一つ丁寧にこなし、実績を積み重ねることが、将来的に高単価の案件につながる土台となります。駆け出しの1年間は特に地道な努力と試行錯誤が必要だと言えますね。

Webスクール受講中に実践すべき3つのこと

Webスクールでの学習期間は、今後のキャリアを左右する非常に重要な時期です。この期間にどのような行動を取るかで、卒業後の成果が大きく変わってきます。
現役講師が「これはやるべき!」と断言する3つのポイントを解説します。

1.積極的に課題をこなす(=実践量を増やす)

Web制作やプログラミングといったスキルは、「手を動かした量」に比例して上達します。
スクールで与えられた課題は、最低限こなすだけではなく、積極的に取り組むことを意識しましょう。

与えられた課題以上のことを試す
「もしこうしたらどうなるだろう?」という視点で、課題にプラスアルファの要素を加えてみる。

スピードを意識する
実際の仕事では納期があるので、時間を意識して取り組む。

繰り返し練習する
一度やったことでも、時間を置いて再度挑戦することで、定着度が高まります。

課題をこなすことで、実践的なスキルが身につくだけでなく、問題解決能力も養われます
まるでゲームのレベル上げのように、こなせばこなすほど成長スピードが速くなることを実感できるでしょう。

2.質問することに慣れる

Webスクールには、いつでも質問できる環境が整っています。
しかし、「こんなこと聞いてもいいのかな?」と遠慮してしまい、質問しない受講生も少なくありません。

この3点を意識して取り組むようにしましょう。
・疑問点はすぐに質問する
・質問の仕方を工夫する
・質問できる環境を最大限に活用する

少しでも疑問に思ったら、すぐに講師やメンターに質問しましょう。悩んでいる時間はもったいないですよね。


質問の聞き方も工夫が必要です。
「〇〇が分かりません」だけでなく、「〇〇を試しましたが、✕✕というエラーが出ました。△△の可能性を考えましたが、合っていますか?」のように、自分で調べた内容や試したことを伝えると、より的確なアドバイスをもらえます。

結局、質問をため込んでしまうと、後になって大きな手戻りが発生したり、納期に間に合わなくなったりする可能性が高まります。早い段階で質問し、疑問を解消することが、効率的な学習とスムーズなプロジェクト進行につながります。

3.同期とのコミュニケーションを大切にする

Webスクールには、同じ目標を持つ仲間がたくさんいます。
同じ環境の受講生とのコミュニケーションを大切にすることは、将来のキャリアにとって大きな財産となります。

フリーランスであっても、完全に一人で仕事をするわけではありません。
クライアントや他のフリーランスとの連携、データ受け渡し、進捗確認など、チームとして動く意識が不可欠です。
Webスクールでのワークや課題・イベントを通して、この意識を持っておくといいですね。

つながりを作ることは、情報交換となるだけでなく、モチベーションの維持にもつながります。「みんな頑張っているから自分も頑張ろう」と刺激し合える関係は、学習を継続する上で非常に重要です。

もし、講師やメンターに直接質問しにくいと感じる場合は、仲の良い同期を巻き込んで質問するのも良い方法です。
一緒に食事に行ったり、勉強会を開いたりするなど、話す場を設けることで、より円滑なコミュニケーションが図れるでしょう。

Webスクール受講中に「やってはいけない」こと

一方で、Webスクールでの学習効果を下げてしまう、あるいはその後のキャリアに悪影響を及ぼす「やってはいけない」ことも存在します。

1.誰にも質問せず、一人で閉じこもる

先述した「質問することに慣れる」の逆ですが、これが最も避けるべき行動です。
分からないことを誰にも聞かずに、一人で何時間も、あるいは何日も悩み続けてしまうと、時間の無駄になるだけでなく、学習のモチベーションも低下してしまいます。

Webスクールという、質問できる環境が整っているにも関わらず、それを活用しないのは非常にもったいないです。
閉じこもってしまうと、問題解決のスピードが落ちるだけでなく、講師や同期とのコミュニケーションも生まれず、孤立して挫折する流れがでてきます。

2.スクール環境をすべて活用しない

高額な受講料を払ってスクールに通っているにも関わらず、その環境を最大限に活用できない人もいます。

例えば、
・質問や相談をしない
・提供される講座や教材を使わない
・イベントや交流会に参加しない

Webスクールの環境は、あなたの成長を強力に後押しするためのものです。
受け身になるのではなく、「自分から積極的に取りに行く」という意識を持って臨むことが重要です。

まとめ:Webスクール卒業後の成功は「行動」と「人との繋がり」が鍵

Webスクール卒業後に未経験から仕事をつかみ、フリーランスとして成功するためには、単に技術的なスキルを習得するだけでは不十分です。

1.積極的に行動する: 課題をこなし、質問を恐れず、積極的に提案を行う。
2.コミュニケーションを大切にする: 報連相をこまめに行い、相手に安心感を与える。
3.環境を最大限に活用する: スクールやコミュニティの場を使いこなし、信頼できるメンターや仲間を作る。
4.実績を積む努力を惜しまない: 最初は単価が低くても、様々な案件に挑戦し、実績を積み重ねる。

IT業界は常に変化し、求められるスキルも日々高まっています。しかし、学習はスクール卒業で終わりではありません。常に向上心を持ち、新しい知識を学び続ける姿勢が、フリーランスとして長く活躍するための秘訣です。

一人で抱え込まず、仲間と一緒に、そして時にはメンターの力を借りながら、Web業界でのキャリアを切り拓いていきましょう。

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