ライターとWebデザイナーの2足のわらじを実現する
今回のインタビューは、10期生の横山さんにお話を伺います!
美術館で契約社員として働いた後、文章を書くのが好きだったことからWebライターとして働く横山さん。
もともと興味が合ったデザイン分野の知識を伸ばし、転職を目指してCreatorsFactoryに入学されたようです。
古川:本日はよろしくお願いします!
横山さん:よろしくお願いします!
スクールに来る前はどんなことをしていましたか?
古川
横山さん
横山さん:その前は大学の教育学部で美術の先生を養成するところに通っていて、美術の先生をしたり美術館で働いていたりしていました。
−−美術館は素敵ですね!もしかして学芸員さんでしょうか?
横山さん:目指してはいたんですけど、学芸員ではないんですよね。
生徒に絵画の鑑賞を教えたり、ワークショップをして一緒にもの作りをしたりしていました。
教育普及担当っていう、美術教育に力を入れる役割の仕事をしていたんですが、
契約社員と言いますか、期限があるものだったのでずっと続けられなかったんですよね。それでやっぱり正社員になりたいと思いました。
美術館にいた時は文章を書いたり編集することが多く、地方の新聞に掲載する記事を書かせてもらったりもしました。
それから文章を書くの好きだなぁと思って、そういう仕事がないかなと探していたら、Webライターのバイトを見つけたんです。
古川
横山さん
高校の頃から学芸員になりたくて。美術館に通うのも好きだったので、最初は目指していたんですけどやっぱり厳しいものがありました。
私が知っている人は倍率50倍をくぐり抜けてとか、80倍を突破したとか言う人がゴロゴロいて、本当にすごい競争率なんですよ。
−−とんでもない倍率ですね。高すぎる。学芸員になるにはそんなに厳しい世界なんですね。
横山さん:それで無理だなぁと思って。
優秀な人たちが全国から集まるっていう感じです。ほとんどが大学院や有名な大学を出ている人たちばかりですし。
−−私も大阪芸大の通信教育部で学芸員を目指せるコースもあったんですが、カリキュラム内容を見てその時点で厳しいなと、思った記憶がありますね。
横山さん:そうですね。それに資格を持っていてもなれない、っていうのもあります。
私のような契約社員やバイトをする時に持っていると、有利だと思うんですけど、正規の採用はもう厳しいですね……。
なぜWebの勉強をしようと思ったのですか?
古川
横山さん
横山さん:会社の役に立つと思いましたし、自分のサイトをデザインして作れたらいいなと思って、Webスクールを探してCreatorsFactoryを見つけたという感じですね。
−−なるほど、Webライターと合わせてWebデザインを学ぼうと思っていたのですね。ライターとして仕事をしていくという方向にはならなかったでしょうか?
横山さん
そもそも募集がないとか、募集があっても経験者のみとか。
Webライターだとまだ未経験でもなれる余地があると感じましたし。Webは普段から紙媒体よりも見ている時間が長いので、身近に感じていました。
そういえば美術館で働いていた頃に、趣味で北欧のサイトを作っている人たちと知り合って、記事を書かせてもらったりしたことがありました。趣味でやっていた割には、テレビで取り上げられたりもしているサイトだったのですが。
−−北欧に関する情報サイトですかね?サイト名を伺ってもいいですか?
横山さん:「北欧ヒュゲリニュース」っていうサイトです。
タイガーっていう、北欧のお店があるじゃないですか。デンマーク語を喋れる人がサイトの代表だったので、向こうの会社の人にインタビューに行って、それをYouTubeにアップしていて話題になったんです。
−−あの北欧の100均でしたっけ。大阪に初上陸した時は、すごく話題になってましたよね。
横山さん:私も北欧が好きだったので、その人たちと知り合って文章を書かせてもらったことも、Webライティングって楽しいと思ったきっかけですかね。仕事ではなかったですけれど。
それでご縁があって、北欧の展覧会の記事を書いたり、カフェの記事を書いたりもしていました。
古川
実際にWebデザインの勉強をしてみて、いかがでしたか?
古川
横山さん
横山さん:でもCreatorsFactoryは、同じクラスのみなさんと交流ができたり、いろんな人のデザインを見たりできたので、とても刺激になりました。
ーー基本的にグループ、講座のみんなで学びますからね。印象に残ってる授業などはありますか?
横山さん
私が個人的に忙しい時期だったので、自分ひとりでやらなきゃいけないところで土日に予定が入りすぎてしまったり……。
コーディングの担当だったんですが、デザイン担当の子に手伝ってもらったりしました。結果として上手くいったという感じはありますが、いろんな人と協力し合いながら制作するっていうのは、面白かったですね。他では学べない貴重な経験だったと思います。
−−なるほど、美術館でお仕事をされている時は、デザインの学習をする機会はあったのでしょうか?
横山さん:ebではありませんが、大学で勉強はしましたね。
美術館のイベントやワークショップのチラシを作ったり、キャラクターデザインをつくったりもしました。
古川
いまどんなことを、勉強や活動していますか?
古川
横山さん
−−さっそく実制作ができるチャンスがあるんですね!ポートフォリオサイトは、これから仕事を受けていく上で大切ですし、どちらも大切ですね。
横山さん:授業の課題として出てるものなんですけど、今後の転職などを考えると、ちゃんと作り直さなきゃなと思いまして。
古川
横山さん
今まで一度も東京には住んだことがなくて、生きていけるか不安もあるんですけどね。満員電車とか怖そうです……。
−−東京では仕事は鬼のようにあると聞きますから、大阪よりも転職しやすい場合もありそうですね。ただ東京の満員電車って本当やばいとは聞きますね。人が埋まるらしいですよ。
横山さん:それ怖いですよね。でも東京でWebデザイナーとして転職したいです。
今の会社がすごくいいところなので、去りがたい気持ちはあります。ただ長い目で見た時に、「自分がいる会社が傾いた」という経験が怖い、というのがあって、今の会社もどうなるんだろうという不安があります。
なのでWebデザイナーとしても手に職をつけて、たとえ就職先が傾いてもやっていけるようにしたいです。
古川
横山さん
どう頑張っても、自分ではどうしようもないあの感じ。当時はバイトだったんですけど、本当はそこで正社員になれると言われて頑張ってきたのに、すごく裏切られたような気分でとてもショックだったんです。
−−私も過去に勤めていた会社の事業が傾いて、アルバイト切りが始まった時に、私も自ら転職しましたね。境遇が似すぎていて怖いです。
横山さん:どこにでもある話なのですね。
今の会社でも最近アルバイトを雇ったんですが、その子も前に勤めていたところが傾いてしまって……という理由からの転職でした。Web系の会社も儲かってるところばかりじゃないんですね。
やっぱり手に職をつけないと、と思います。
古川
今後はどういった働き方をしていきたいですか?
古川
横山さん
横山さん:フリーランスになりたい、という気持ちはないのですが、環境が変わっても仕事は細々と、長く続けられたらと思っています。
−−どうしても女性は結婚や出産のことを考えると不安を感じますよね。働き方だけではなく、こういう仕事をしてみたいという希望はありますか?
横山さん:スクールに来たときは、自分でアフィリエイトサイトもやりたいなと思ってたんですけど、今の現状だと厳しいと思うところはありますね。
とりあえずは、Webデザインの仕事を出来るようになりたいですね。
−−稼げるか稼げないかは別として、アフィリエイトを始めるのは早いほうが良いですよね。
横山さん:ここ最近はSEOの変動などによって、廃業が多くなっていると聞いたことがあります。
個人では太刀打ちが出来ないな、っていう話をよく会社でしているんですよね。
確かに自分の趣味などは、ブログで始めてもいいのかなと思います。私は山が好きなので、登山系のブログをやってみたいと思います。
古川
今後、Web業界を目指している人にメッセージをお願いします
古川
横山さん
−−ちなみにWebライティングをされていて、スクールに来ることを迷われている方に向けて、なにかアドバイスなどはありますか?
横山さん
私も会社で雇われているので、積極的にいろんな人に繋がりをつくるっていうのはあまりなかったんです。
けどCreatorsFactoryに来てみると、Webとは違う業界の方もいるし、いろんな方と知り合えました。もちろん現役のWebデザイナーの方にも会えて、いろんな話が聞けました。いろんな業界の情報を得ることができて、すごく良かったなと思ってます。
やっぱり一人でとか、会社だけで情報を拾おうしていると、あまり広がらないなと思います。なので繰り返しになるのですが、いろんな業種や専門家の方と話ができるのは、とてもいい環境だなと感じています。
古川
横山さん:事務職や未経験からのメンバーと、現役のグラフィックデザイナーさんが同じ教室で学んでいたりしますもんね。
Photoshopの使い方を教えてもらったりとか、プロのデザイナーが身近にはいないかったので、そういう方の作品が見れたことも勉強になりました。
古川
横山さん