応募数60社、内定4社!カフェ店員からインハウスデザイナーへ転職するまでの道のり

今回は、2023年11月からスクールに通い、現在は化粧品やプロテインメーカーのインハウスデザイナーとして働いている岡本さん(20代後半・女性)にお話を伺いました。
「インハウスデザイナーって何だろう?」と思った方向けに、簡単にインハウスと制作会社の違いについてご紹介します。
Webデザイナーの就職先を大きく分けると、「インハウス」と「制作会社」の2つがあります。
インハウスデザイナーは、1つの会社に所属し、その会社のWebサイトやサービスを作ったり、修正したりする仕事です。
同じ商品やサイトを制作する機会が多いため、「ここのデザインを変えたらどうなるかな?」「売れ行き変わったかな?」と考えながら効果検証を行い、デザインを改善をしたり、変化を追っていく働き方ができる点が特徴です。
制作会社は、いろいろな会社から依頼を受けてサイトを作ります。
飲食店のサイトや企業サイト、ECサイト…というように、扱う商材も様々で、幅広い案件に携われるのが特徴です。
デザイナーに転職したきっかけや理由を教えてください
──前職では何をされていたんですか?
前職は学生時代から約8年間、ずっとスターバックスで働いていました。
──8年間ずっと同じ職場ですか?
実は新卒の時に、全く違う業界に一度就職したのですが、業務内容が自分の性格に合わず、早期退職してしまったんです。
当時は2020年で、ちょうどコロナ禍が始まった時期だったので、私もどうしたら良いかわからなくて、企業側も急にZoom面接を導入したり、緊急事態宣言で採用が完全に止まったりと、情報収集の仕方も分からなくて、すごくもがいていた記憶があります。
──ちょうど社会情勢が大変な頃だったんですね。退職したあとは、学生の時にアルバイトで働いていたスターバックスに戻ったと言う感じですか?
そうです。「自分探し」というか、自分を取り戻すために大好きだったアルバイト先に戻り、そこから4年間ほど勤めていました。
──そこからなぜ、デザインの世界へ進もうと決めたのですか?
25歳を過ぎた頃、20代後半以降の生き方を考えた時に、前職の仕事を続けているイメージが湧かなかったんです。「本当にしたいことは何だろう」と向き合ったとき、昔からデザインが好きだったことを思い出して、もう恥ずかしがらずにやりたいことをやろう!と決意してスクールに入学しました。
──「絶対にデザイナーになる」という強い意志で入学されたんですね。
はい、絶対してやるぞと思って入りました。
転職活動について教えてください
──転職活動はどうでしたか?
正直、めちゃくちゃ大変でした(笑)
──何が特に大変だったの?
まず、仕事と両立しながらの個人制作が大変でした。分からないところは先生に聞いたり、自分で調べたりしながら、こんなに一つのサイトを作るって大変なんだ!と感じました。
自分自身の深堀りも苦手なので、苦労しました。書類選考や面接で何度お見送りになって高い壁を感じて、大変でした。
──最終的には何社くらい応募しましたか?
自分で求人に応募した数は20社くらい。エージェントも使っていたので、合わせると計60社ほど応募しました。エージェントの方からは「未経験異業種は打率が悪い」と言われていて、実際に面接まで進めたのは片手で数えるほど。内定までは進んでません。
──ということは、自分で応募した中から最終的に内定をもらえたってこと?
はい。自分が応募した中から4社内定もらいました。
──今の会社に決めた理由は?
他の3社は、今後もずっと働きたいと思える業務内容ではなくて、でも今の会社は、業務内容に一番ワクワクできました。今の会社に行けて本当に良かったと思っています。
現在、どんな会社・形態で働いていますか?
化粧品やプロテインのブランドを持つ企業で、インハウスデザイナーとして働いています。業務内容は、バナー制作や楽天・AmazonのECサイト制作、またロフトなどの店頭に置く化粧品のディスプレイのグラフィックデザインなども担当しています。
──Webとグラフィックの比率はどんな感じですか?
Webデザインが6割、紙媒体が4割という比率ですね。Webは、LPや商品説明の画像、SNS広告のセールバナーなどが中心です。紙媒体は、化粧品の香りを案内するシールや、店頭に置くディスプレイ用の段ボールでできた資材のデザインなど、結構多岐にわたります。
──使っているデザインツールは何ですか?
全てillustratorです。画像の切り取りや色味変更の時に少しだけPhotoshopを使います。Figmaは使ってないです。
──使うツールは会社によって全然違いますね。ネットショップ系は印刷物も多いから、illustratorの方が相性良いのかもしれないですね。
そうですね。Figmaは全然使ってないです。
──ちなみに、プロテインや化粧品を扱ってるって聞きましたが、デザインのトーンはバラバラですか?
はい、物によって全然違います。化粧品も、女性用と男性用があって、他にもプロテインや充電器のブランドまであるので、インハウスではありますが、外部のデザイン事務所のように幅広いデザインに携われていますね。
──残業はありますか?
今はアルバイトなので基本的には定時です。
──リモートはOKな会社ですか?
週1回はリモートでも良いよと言われています。
──デザイナーさんは他に何名いますか?
8人います。メンター制度があって、アルバイトには必ずメンターがついていて、その方が必ず確認をするのでフィードバックももらえますし、悩んだ時は相談できる環境です。
──しっかり付いてくれるのはいいですね。フィードバックでは、どんな指摘が多いですか?
CFの時と変わらないですね。行間、整列、画像の配置の仕方、こうした方が綺麗に見えるよ、とかですね。
どんな時にやりがいを感じますか?
悩み抜いて、先輩方のサポートも受けて、納得のいくデザインが完成した時に達成感を感じます。「売れるデザインを作ること」が今の使命なので、自分のデザインが数字として現れた時は「ユーザーの心に刺さったんだな」と実感できて、やりがいにつながっています。
──いいですね。反対に大変だと感じることはありますか?
デザインの「引き出し」が少ないことです。アイデアの出し方や、参考(ベンチマーク)を探すための検索ワードすら悩みながらで、やってみるけど上手く出てこなかったり、すごい苦労しました。
「もっとやっておけばよかった」と思うことはありますか?
今は少しでも追いつきたくて、毎朝1時間早く出社して、他社のLPをトレースする時間を設けているんですけど、実際に手を動かしてみると、見るだけよりも気付けることや学びが多いので、見るだけのインプットではなくて、もっと前から実際に手を動かしておけば良かったなと感じますね。
──1時間早くってすごい。素晴らしい習慣ですね!自身でやろうって思わないと、なかなか成長できないから、今後も成長し続けそうですね。ちなみに、今後の目標はありますか?
まずは正社員登用を目指して頑張りたいです。そして、私を支えてくれているメンターの先輩も未経験で就職されている方が多いので、私も的確なフィードバックができるプロのデザイナーになりたいと思っています。
これから学ぶ人や始めたい人へのメッセージ
最後に、これからデザインを学ぶ方へエールをお願いします!
私は3つ目の職としてデザイナーを選びましたが、この5ヶ月間、デザイナーとして仕事ができて本当に幸せだなと感じている日々で。一度は諦めかけた道でしたが、CFや色んな人と巡り会って、今があるなと感じているので、大変な過程は必ずあるとは思うんですが、ぜひ自分の夢に向かって頑張ってほしいなと思います。
──悩んでいる方にとって背中を押される内容ですね!本日はありがとうございました!!







