【2026年版】Webデザイン初心者が必ずハマる「4つの罠」と解決法

「デザインの勉強を始めたけれど、本を読んでも全然できる気がしない…」
「ツールばかり勉強していて、なんだか疲れてしまった」
「自分にはセンスがないんじゃないか…」
Webデザインの学習を始めたばかりの時期、こんな風に悩んでいる方が多くいます。
実はこれ、多くの駆け出しデザイナーが通る道であり、初心者特有の「罠」にハマっている状態かもしれません。
この記事では、Webデザイン初心者が陥りやすい「罠」とその「解決策」について、実体験を交えて解説します。
これから学習を進める上で、無駄な遠回りを防ぎ、最短で成長するためのマインドセットを学んでください。
この記事はこんな方におすすめ
・Webデザインの勉強を始めたばかりの方
・独学で進めていて、正しい方向性がわからない方
・なかなか上達せず、学習を挫折しそうになっている方
罠①:ツールをマスターすればWebデザイナーになれると思い込む

まず最初の罠は、「PhotoshopやIllustratorやFigmaなどのツールを完璧に覚えれば、デザイナーになれる」という思い込みです。
これは、初心者に本当に多い勘違いです。。
もちろん、ツールを使えることは大前提として必要です。
しかし、ツールはあくまで料理でいう「調理器具」や「包丁」に過ぎません。
どれだけ高級な包丁を持っていても、それだけで美味しい料理が作れるわけではありませんよね?
どうすれば?:ツール操作とデザイン制作は並行して進める
大事なのは「ツールを覚えること」ではなく、「デザインを形にすること」です。
・誰に何を伝えるのか?
・どういうレイアウトで見せるのか?
・訴求ごとの変化はしているか?
・目的に対して効果が出るか?
こういった「デザインの本質的な土台」の方が、実務では遥かに重要視されます。
デザインツールの勉強だけに偏ってしまうと、いざ制作物を作ろうとした時に「操作はわかるけど、
・手が動かない
・ダサいものしか作れない…
・いつも自分が好きなデザインになる
という状態に陥ってしまいがちです。
まずは基本的な機能だけを覚えたら、実際にデザインを作りながら流れに慣れていくことをおすすめします。
応用的なテクニックなどは、最初は一旦無視して大丈夫です。
デザイン基礎だけしっかり叩き込んでおけば、大体のデザインに対応できます。
よくある質問で、デザインツールでわからない ・学んでいない機能が出てきたらどうする?
この場合は、
都度調べながら覚えていけばOKです。そもそもプロでもすべての機能やテクニックを覚えているわけではありません。
まずは、デザインを形にして制作物を増やすことを目標にして、毎日手を動かすことが一番重要です。
罠②:最初から「オリジナリティ」を出そうとする

2つ目の罠は、「いいデザイン=オリジナリティがあるもの」だと思ってしまうことです。
「自分らしい表現をしなきゃ」
「人とは違うものを作らなきゃ」
と意気込んでいませんか?
実は、商業デザインの世界では、必ずしも「唯一無二のアート性」が求められているわけではありません。
むしろ、ユーザーにとって使いにくかったり、奇抜すぎるデザインは敬遠されることもあります。
世の中の広告デザインを見ると、大手のお金のかけているものや芸能人を起用しているものを目にするため、
中小企業の広告やデザインを勘違いしてしまっているかもしれません。
大手広告代理店の広告は、マス広告とよばれるマスメディアを通じて大々的に行う広告のため規模感がそもそも違います。
そのため予算やリソースの限られる中小企業では、マスメディア型のおしゃれな広告だと顧客に刺さらないことが多くあります。
見た目だけで考えると雄一無二撫なデザインやアート性がある方がかっこいいですが、商売で使う場合、企業が求めているものが180度変わります。
どうすれば?:まずは徹底的に「真似」から入る
プロのデザイナーも、最初は模倣からスタートしています。
いきなりゼロからオリジナル作品を作ろうとせず、以下のステップで進めてみましょう。
1. 参考になるデザインを5つほど集める
2.それらを横に並べて、雰囲気やレイアウトやフォントや配色を分析する
3.参考から「なぜこのデザインは見やすいのか?」を考えながら自分の制作に取り入れる
4.完成した自分のデザインと、参考デザインを比較して違いを見つける
日本には「守破離」という言葉があるように、まずは基本の型を真似て、基礎ができてから少しずつ自分の色を出していけば大丈夫です。
それと同時にデザインに対する考え方も柔軟にしていく必要があります。
だれの・何のためのデザインなのか?がこのAI時代にはより重要とされています。
罠③:最初から量より「質」を重視してしまう

「下手な作品を見られたくないから、納得いくまで作り込んでから公開しよう…」
そう思って、1つの制作物に何日も時間をかけていませんか?
初心者のうちは、時間をかけてもクオリティには限界があります。
むしろ、時間をかけすぎて数がこなせず、成長スピードが遅くなってしまうことが一番のリスクです。
なぜ時間をかけすぎるとリスクなのか?
最初の段階で時間をかけてもクオリティは上がりません。
理由として、クオリティアップするためのブラッシュアップ方法を知らないことが多いからです。
例えば、バナーのような小さい制作物、1案に何日間も時間をかけると得られる物が少ないです。(最初の1つ目ならまだOK)
デザインはとにかく手を動かす数でうまくなります。
そのため、複数案やパターンを変えてたくさん作ることが初期ではレベルアップに効果的な方法になるからです。
どうすれば?:質は後からついてくる!まずは「量」をこなそう
質を上げるための一番の近道は、圧倒的な量をこなすことです。
・1日1つバナー作成と決めて完成を目指す
・毎日デザインをトレースする
・学んだことをnoteなどに言語化する
このように「小さいアウトプット」を積み重ねることで、手や目が慣れ、自然とクオリティも上がっていきます。
最初は下手でも全然構いません。「今日の自分はこれしかできない」と割り切って、どんどん数を作りましょう。この時点で自分のデザインのダサさに嫌になる瞬間もくるでしょう。
ただそれは誰しも通る道です。
この数をこなす習慣を続けることで次のステージに必ず進めるので、デザインを作り研究してブラッシュアップし続けることをしていってください。
罠④:プロは何でも知っている完璧超人だと思い込む

「プロのデザイナーは、どんな機能も使いこなせて、迷わずデザインできるすごい人たち」 そんな風に思っていませんか?
現実は全然違います。
業界歴10年、20年のベテランでも、日々デザインに悩み、わからない機能があればGoogle検索しながら仕事をしています。
この話をすると驚かれることが多いのですが、人間はそこまで覚えられませんし、1人で何でもできるわけではありません。
全てできなくても仕事はできますし、まずは自分の強みや得意を伸ばす方法をおすすめします。
実は自分もプロは基本的になんでもできると思っていましたが、実際の現場で見ても自分が10年以上のキャリアになっても意外とできることは少ないんだな〜と実感していますね。
プロもあなたと同じ「悩める学習者」
あなたが見ている「すごいプロ」も、最初からそうだったわけではありません。
何回も失敗して、何回も調べて、少しずつできることを増やしてきた結果、今があるだけです。「自分には向いていないのかも…」と自己嫌悪に陥る必要はありません。
プロと初心者の違いは、単に「積み重ねてきた時間の差」だけです。
続けていけば、必ずできるようになりますし、仕事にすることもできます。
【おまけ】数ヶ月で一人前になれるという幻想
最後に、多くの人が勘違いしやすいポイントですが、Webデザインは数ヶ月で完璧にマスターできるものではありません。
Webスクールの広告などで「3ヶ月でプロに!」という言葉を見かけることがありますが、実際には、3〜4ヶ月目はやっとスタートラインにすら立てません。
そこから実務に入り、1年ほど揉まれてようやく「一人でなんとか回せるかな?」というレベルになります。
「思っていたより難しい」「すぐに結果が出ない」と焦って辞めてしまうのは非常にもったいないです。
「成長には時間がかかるもの」と割り切り、長い目でキャリアを積み重ねていきましょう。
2020年ごろからWebスクールが増え、更にインフルエンサーも出てきて、誰でも簡単にできるなどの発信がたくさん出てきてから騙される人が多くいます。
実際は、プロ意識が高くて職人気質な人が多い業界なので、ちょっとだけ稼ぎたい層とは相性がわるいように感じています。


