今までの経験を活かしてWebディレクターに転職しました!
今回はMegさんにお話を伺います!
Webの勉強を始めるまでは、高等教育機関の広報事務をされていたMegさん。
広報の仕事をしているときからWebデザインに興味があり、
CreatorsFactoryに入学されたようです。
それでは、お話を伺っていこうと思います!
古川
Megさん
おめでとうございます!
生保会社で営業→学校法人にて広報事務。
前職の広報事務でDM・パンフレット制作業務に携わったことがきっかけでデザインに関心を持ち、退職したのちクリエイターズファクトリーで勉強をスタートさせました。
8:30 起床
10:00 授業
13:00頃 お昼ごはん
14:00 午後から自習
18:30 帰宅、夕ご飯
19:00 自習
22:00 フリータイム
24:30 就寝
スクールに来る前はどんなことをしていましたか?
古川
Megさん
入試広報課というところで、DMを作ったり学校案内のパンフレットをつくるなどの仕事に携わっていました。
2〜3年くらいは、主担でさせてもらっていましたね。
ーー学校の広報とは、なかなか珍しいですね!入試や学校の広報に関するお仕事なのですね。
Megさん:
そうですね。
デザイン会社とやり取りをしながら仕事を進めることも多くて、その時にデザインって楽しそうだなと思ったんです。
どうしても学校なので堅い文化があって、馴染まない雰囲気がだんだん見えてきたこともあり、このタイミングで1回Web業界にチャレンジしてみようと思ったのがきっかけですね。
そして、8月頃に退職をしました。
最初は職業訓練校に行こうしたのですが、ご縁がなくて……。
ーー最初に調べるのはやっぱり職業訓練ですよね!ご縁がなかったとは?
Megさん:
落ちてしまって……。
周りになんで落ちるの?って言われたんですけど、なぜか受からなくて。
次の機会を待っていると時間がすぎるばかりだったので、民間のスクールに通おうと思い、2校ほど比較したのちCreatorsFactoryに来ました。
そして、11月頃に授業がスタートして今に至る、という感じです。
ーーなるほど。学校の広報事務って、どのような過程でなれるのでしょうか?私も一時期考えたことがあったんですが、結局よくわからずに行かなくて、
Megさん:
たまたま求人があったから、というのが大きいとは思いますね。
学校法人に勤める前は、生保会社で働いていました。
おそらく業界的にも一番ブラックだった時期で、早く帰れたと思う日で夜の8時退勤とか。
それに合わせて始業がゆっくりしたりするんですけど、午後8時で早いという感覚が少しきついなと。
私としては結婚や出産しても働きたいと思っていたので、長期的にみると労働時間をあまりかけてられないと思って、半年ぐらいで辞めました。
大学が経済学部というのもあって、金融機関という形の就職だったんですけどね。
自分の興味関心だと教育分野だなというのがあって、学校関連で働くのもありかなと思って、一般事務と並行してハローワークで求人を出してもらってました。
それで学校事務の求人と出会い、内定を貰い、一般事務で採用されたと思っていました。書類を発行したり学生行事の面倒を見るというイメージを持っていたのですが、いざ入ってみたら広報事務でした。
ーー実際に就職してみたら、事務というより広報だったのですね。
Megさん:
はい、高校生がいるところに出ていって出前授業を担当したりとか、進路の説明会やオープンキャンパスの運営をしたりしてましたね。
それらの業務がメインになるんですが、やりたいことの一環ではあったのですごく楽しくやらせていただきました。
ーー学校の広報事務も楽しそうですね!教育現場や学校の広報って閉じられてるイメージがあるので、どんな仕事があるのか聞けるのは嬉しいですね。
Megさん:
確かに閉じた感じはあると思いますね。
なぜWebの勉強をしようと思ったのですか?
ーー先程、デザインに興味を持ったことがきっかけとお聞きしましたが、他にWeb業界を選んだ理由などはありますか?
Megさん
ーー魔法のあいらんど的な感じでしょうか?
Megさん:
入りはその辺りかもしれないです。
でもそれらのサイトって、かっちりテンプレートで背景や色ぐらいしか変更できないじゃないですか。
そうではなくて、当時ふみコミュニティっていうホームページランキングサイトがあったんですよ。
今はもっと可愛らしくなっていますが。女の子のサイトランキングとかがあって、上位は可愛いサイトだらけでした。
例えばアクセスしたらTOPページにオルゴールのBGMが鳴るとか。
ーーランキングサイト懐かしいですね!音楽が鳴るサイト、たしかに多かったですね。
Megさん:
そうなんです!
それで私も作りたいなと思って、どうやって作るんだろうと調べて作っていた時期がありました。
その作業はすごく楽しくやっていて、小学校後半ぐらいから高校受験が始まる前ぐらいまでは、熱中してやっていたと思うんですよ。
ーー世代の近さを感じます。忍者ツールとかFCツールとか、懐かしい記憶が蘇っちゃいますね…(笑)
Megさん:
蘇りますよね。
あとはフリーのペイントツールをインストールして画像の加工とか、シャボン玉とかを描いてみたりとか。
Webデザインのイメージはあまりついてませんでしたが、サイトを作るというのは楽しいというのはあって、Webデザインをやってみたいなと。
もう一度本格的にWebデザインを学んで、仕事にできたらいいなと思いましたし、就職や副業、フリーランスや起業など選択肢がすごく広がるかなと。
なので総合的に考えて、今からチャレンジする業界といったらWebが一番いいかなと思ったのも理由にありますね。
ーー確かにWebは今学んでおけば、これから色んなところで活かせますし、総合力がありますもんね。
実際にWebデザインの勉強をしてみて、いかがでしたか?
古川
Megさん
特に14期生はみんな言うと思うのですが、クラス内での勉強がめちゃくちゃ良かったと思ってます。
一人だったら、多分ここまで頑張れなかったんじゃないかと。これはスクールに来て良かったなと思うことですね。
ーーMegさんの前に14期生の方のインタビューをさせて頂いたのですが、その方も内部の学び合いがとても良かったと言ってましたね。
Megさん:
お互いに教えあってモチベーションは上げていましたね。
しんどそうな子がいたら、誰かが助けるみたいな。
ーーとてもいい環境を作れていたんですね。他に印象に残ってる授業や、よかった内容はありますか?
Megさん:
講師の先生方の考え方がよかったです。
IT全般だと思うんですが、
「自分達が教えることは正解の一例であって、これから自分たちで勉強していく中で、違うやり方を見つけていくかもしれないし、より効率がいい方法もあるかもしれない。正解は一つじゃない」
曖昧だけど、スキルだけじゃなくて、根本的なところを教えてもらえた、というのが良かったかなぁと思います。
ーーWebに限らず仕事をしていると正解って一つじゃないですもんね。
Megさん:
学生時代の授業って教科書が正解、みたいなところがあるじゃないですか。
生徒さんが勝手に新しい方法でやったりして、反感を買うなんてことはあると思うんです。
そうではなくて、効率の良い方法を見つけたあなたが素晴らしいんだよっていう。正解はいくつもあって、とても肯定的に捉えさせてくれる先生が多くて。それが私には合ってたなぁと思います。
特に山元先生はよく褒めてくれて、いいリアクションをしてくれるのも、新しいことができたら見せに行こうっていう自習の原動力になりました。
ーー山元先生は和やかで、とても肯定的ですよね。でも授業ではしっかり真面目なので、そのギャップもいいですよね。
Megさん:
それが私にはちょうどよかったです。
外から見たら生ぬるい環境なんじゃないの、って思われるかもしれませんが、私にはとても合ってました。
殺伐としてる雰囲気やピリピリしてる感じは苦手なので。
ーーCreatorsFactoryはどの期も比較的、穏やかな人が多い傾向はありますね。
他にグループワークに関してはどうでしたか?
Megさん:
有機野菜の定期便販売ショップの架空サイトを作りました。
先生方がクライアント役をしてくれて、全員でヒアリングをして、それぞれのグループで作成していくという感じでした。
ーーグループワークの中で大変だったことはありますか?
Megさん:
私のチームは3人で私がコーダー役でした。
それぞれ仕事などで忙しくなったりもしたので、人が揃わなくても決めたら共有していくような形で、最終的には上手くまとめることができましたね。
大変だったけど、いい経験になりました。
いまどんなことをしていますか?(勉強とか転職活動とか)
古川
Megさん
ーーいいですね!やはりWebの制作会社でしょうか?
Megさん:
そこは悩んでいるところで、まずは制作会社で作る仕事をやりたいとは思っています。でもそれだけじゃ、物足りないかもしれないとも思っています。
ーー他にもやってみたい仕事などがあるのでしょうか?
Megさん:
今まで面接までいけた会社が2社あるんですが、私が今までやってきたことをお話しすると、好感を持ってくれることが多かったんです。
そういう評価がいただけるなら、Webのスキル以外にもやってきたことを活かせる仕事に就きたいなと。
まだ2社しか話を聞いていませんが、会社ごとにやっていることって全然違うじゃないですか。
なるべく多くの会社に会って、本当にぴったりなところに巡り会えたら一番いいなと思っています。
ーー確かに広報の経験があるのを制作だけで終わらせてしまうのはもったいないですね。
Megさん:
まだ自分の方向性が決まっているわけではありませんが、制作だけではなく、ディレクションの仕事も視野に入れた方がいいのかなとか……。
ただあまりマーケティングが好きじゃないし、と悩んだりはしますね。
広報事務でパンフレット制作などをしている時は、私が学生のことが大好きなのが前提にあったので、パンフレットに掲載する卒業生にインタビューの取材をする業務などもあって、ワクワクしながら業務に取り組んでいました。
デザイン会社のディレクター、カメラマン、ライターさんと私で企業に出向いて、広報担当や卒業生の方と一緒に話を聞きながら、どんな風に載ってもらおうか考えたり。
いろんなところに出向くのが好きってことも、制作だけこもりきりっていうのはどうなのだろうと……。
知れば知るほど深いですね、Web業界って。
ーーWeb業界と一口に言っても、色んな仕事がありますもんね。制作専門よりは案件をまるっと受けれる、デザイン事務所のようなところの方が向いているのかもしれませんね。
Megさん:
あとはインハウスデザイナーって、ワークタイムバランスが良さそうだなって思ってます(笑)
ーーどんな仕事がしたいのかは、悩ましいところですね。転職活動が終わってから、やりたいことなどはありますか?
Megさん:
やっぱりデザインは好きなので、Web以外にもグラフィックデザインや、Illustratorの勉強はやり始めています。
ブランディングなども素敵んだなぁと思うのですが、マーケティングは苦手だし……と、ちょっと矛盾を感じたりもしていますね。
ーーマーケティングが苦手というのは、案外やってみたら好きか嫌いか、はっきり分かるかもしれませんね。
Megさん:
それもそうかもしれません。
いろいろ任せてもらえるような就職先がいいですね。
今後はどういった働き方をしていきたいですか?(キャリアなど)
古川
Megさん
ただ仕事に追われるような生活は、イメージがつかないです。体を壊したことはないのですが、壊れる可能性っていうのは誰しもあると思っています。
ーー先程も、ワークライフバランスと言ってましたもんね。何か思い当たることがあるのでしょうか?
Megさん:
生命保険会社で、そこまできつい仕事はしていなかったのに、営業先から帰って同期にお疲れ様ですと言った瞬間に、涙がポロポロポロって出ちゃったりとかして……。
その日に誰かに何か言われたとかもなく。。
ーーそれ絶対ダメなやつじゃないですか!自覚がなくても体と心が疲れている……。
Megさん:
自分はなんとも思ってなかったんですけど、こういうことなのかなって。もしかして私のメンタルが弱いのかと、思うこともありましたが、でもワークライフバランスは大事にしていきたいですね。
ただ広報事務のときも、普段は朝9時〜5時の就業形態でしたが、DMやパンフレットの納期前は7、8時まで残ることもありました。
土日はオープンキャンパスがあるので、その日はやっぱり出勤していました。代休も一応あるのですが、平日には進路の授業があったりするので、丸1日休むことは難しかったです。
それなりに働いてたかなと振り返ったら思うんですけど、自分が好きなことができていたので、あんまり苦じゃなかったんですよね。残業があると言っても、夜の8時ぐらいには帰れましたので。
ちゃんとした就業規則がある会社があれば、いいんですけれど……。
ーーなるほど。ワークライフバランスを保つには終業時間もそうですが、自分が夢中になれる仕事を続けるというのも、重要になりそうですね。
今後、Web業界を目指している人にメッセージをお願いします
古川
Megさん
ーーやはり仲間がいるのといないのとでは、違いますか?
Megさん:
そうですね。
私の場合は人に教えたりするのが好きでしたし、クラスの子たちと勉強するのが好きでした。
スクールが始まったときは退職していたので、時間はたくさんありました。
なので授業の予習や復習がしっかりできたんです。
そうしたら授業の内容もよくわかるし、教えてと聞かれたら答えられるようになってました。
教え合いをして「ありがとう」って言われるのがすごく嬉しかったし、それが自分のモチベーションにも繋がっていて、サイトの模写やまだ習っていないことも自分から、積極的に取り組めたのかなと振り返ると思います。
ーーなるほど、自分だけじゃなくて仲間と教え合うことが、モチベーションにも繋がっていたんですね。
Megさん:
CreatorsFactoryに通う前に別のスクールも検討をしていたんです。
マンツーマンがメインの学校で、自分の好きな時間に、やりたいタイミングで予約を取って勉強ができるというのが、メリットでした。
その2校で比較をしていたのですが、高橋さんからスクールの説明を聞いた時、「考える力」を重要視していると仰っていて、それがすごいいいなと思ったのがクリエイターズファクトリーを選んだ理由の一つです。
ーー他の学校も比較検討したうえで、選んだということですね。
Megさん:
サイトを作れるスキルが身につきます、就職できます、というのはどこのスクールも言うと思うんです。
でもその人にとって、Web業界に就職するのが正解なのかどうかは、行ってみないと分からないじゃないですか。
将来を考えるためのキャリアシートもここではいただきましたし、自分のキャリアを考えることができる学校というのは、あまりないと思うんですよね。
ただ就職することが、果たして自分にとって最適なのかどうかは、自分で考えなきゃいけない。
その考えるきっかけをくれたのが良かったかなと思っています。
ーー確かに高橋さんは「自分で考えるのは大事」って、よくいいますね。でも何かあったら聞いてね、というのもつかず離れずの距離感がありますね。
Megさん:
そうですよね。就職率が高いことが、スクールの正義かというと、そうじゃないと思うので。本当に就職がゴールでいいのか、って部分をちゃんと考えられたのは、いい経験になりました。
ーーなるほど、ありがとうございます!
最後に皆さんに座右の銘や、好きな言葉などをお聞きしているのですが、何かお願いします!
Megさん:
就活の軸とまではいかないですが、やっぱり好きなことを仕事にするっていうのは大事だと思っています。
私結構プレゼントを贈ったりするのが好きなんです。
相手がどうやったら喜んでくれるかな、何が一番ベストかなと考えながら行動するのが好きなので、デザインも贈り物を届けるように、相手のぴったりのもの・欲しいと気づいていなかったけどあったら嬉しいものを渡したいと思っています。
それっぽく言うと「潜在ニーズ」を引き出してあげられるような、デザイナーになりたいと思っています。
ーーなるほど、相手のために何が一番いいのか考えられるというのは、すごく教育者だと思いますね!広報や教育現場で働いた経験があることから、全体を俯瞰して見たり、人との関係性がよい環境がとても合っているのだなと感じました!良い会社に巡り会えるといいですね。
古川
Megさん
インタビュー・編集 フルカワカナコ